オテロ

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オテッロ - ジュゼッペ・ヴェルディ | オペラ
上演時間の目安:3時間、20分間の休憩を含む
言語:イタリア語での上演、字幕はチェコ語と英語
初演:2024年9月26日
14歳以上の観客に適しています

 

 

あらすじ

時は15世紀末、場所はキプロス島の港町。

 

第1幕

キプロスの港、激しい嵐。島の住民が待ちわびる中、オテロに率いられた船団が帰還する。敵、トルコ艦隊は海の藻屑になったとの勝利報告に住民は歓喜する。カッシオが副官になったことを妬むヤーゴは一計を案じ、酒に弱いカッシオにワインを無理強いする。カッシオは悪酔いし醜態を演じたばかりか、喧嘩の仲裁に入ったモンターノを傷付ける。騒ぎを聞いたオテロが戻ってくる。彼は即座にカッシオを罷免、群衆に帰宅を命ずる。舞台にはオテロと妻デズデーモナだけが残り、愛情を確かめ合う美しい二重唱が歌われる。

 

第2幕

庭園に面する城の一室。副官の座を失ったカッシオに、ヤーゴは「デズデモーナに取成しを頼め」と提案する。オテロが登場。ヤーゴは、庭園でカッシオとデズデモーナが歓談している様子を、さも二人が不貞を働いているかのようにオテロに信じ込ませる。室内に入ってきたデズデモーナはカッシオの赦免を夫に願うが、心中疑念をもつオテロは耳を貸さない。デズデモーナが落としたハンカチは女中エミーリアが拾ったものの、その夫ヤーゴが脅迫の末手中に入れる。ヤーゴとオテロ二人だけが舞台に残り、オテロは「不倫の証拠を見せろ」と迫る。ヤーゴは、「カッシオが夢の中でデズデモーナを求めていた」と作り話をし、また、デズデモーナが愛用していたハンカチ(それはオテロからの彼女への贈り物だった)を、カッシオが持っているのを見た、と吹き込む。激怒したオテロは復讐を誓う。

 

第3幕

城の大広間。デズデモーナは事態の進展に気付かず、またもやカッシオの赦免をオテロに願い出て斥けられる。オテロは「自分が贈ったハンカチはどこへ行った?」と詰問する。もちろん彼女は答えられず、当惑しながら去る。ヤーゴが「今カッシオと話をするので物陰で見るように」とオテロに勧める。巧みなヤーゴの話術に乗ったカッシオは、自分の恋人ビアンカとの顛末を陽気に語るが、遠くで聞いているオテロは、デズデモーナとの恋物語をしていると思い込む。例のハンカチはヤーゴがあらかじめカッシオ宅に落としておいたのだが、そうとは知らないカッシオは「ところでこんな素晴らしいハンカチを拾った」などとヤーゴに披露、遠目に見ているオテロは、いよいよ不貞が証明された、と確信してしまう。オテロとヤーゴは相談の末、デズデモーナはオテロが殺めること、カッシオの始末はヤーゴが付けることを決定する。

ヴェネツィアからの使者ロドヴィーコとその一行が来航し、キプロス島の要人が集合する。オテロはヴェネツィアへ帰任となり、後任の総督はカッシオとなることが布告される。嫉妬心に燃えるオテロは公衆の面前で妻デズデモーナを面罵し、自分は憤怒のあまり気絶する。

 

第4幕

デズデーモナの寝室。デズデモーナは床に就く用意をしている。ここ数日の夫の言動から不吉な予感を覚える彼女は「もし死んだら婚礼の衣装で身を包んでほしい」と、女中エミーリアに依頼する。オテロが寝室に現れ、カッシオとの姦通を詰責する。デズデモーナは抗弁も空しくオテロに絞殺される。エミーリアが「カッシオがロデリーゴを殺した」と急を告げに戻ってくるが、デズデモーナが殺されているのを発見、驚いて人々を呼ぶ。エミーリアは「夫ヤーゴが私からハンカチを奪った」と証言、ロデリーゴが死ぬ前に陰謀の全てを白状した、との事実も明らかになる。形勢不利とみたヤーゴは遁走する。いまや全てを悟ったオテロは短刀で自刃し、妻の遺体に最後の接吻を求めつつ息絶えて、幕。

プログラムとキャスト

指揮:ヘルマン・ボイマー
オテロ – デニス・ピヴニツキー
ヤーゴ – ミコワイ・ザラシンスキ
デズデモナ – オルガ・ブスイオク, カテジナ・クネジーコヴァ
エミーリア – カテジナ・ヤロウツォヴァー
カッシオ – マルティン・シュレイマ
ロデリーゴ – ヨゼフ・モラヴェツ
ロドヴィーコ – ユーリエ・マイメスク;オレグ・コロトコフ
モンターノ – ヤン・フニク
伝令 – マルティン・クロイツ;リボル・ノヴァーク
若い未亡人(ダンサー) – パヴラ・ホルカー;アデラ・アブドゥル・ハレグ

 

国立歌劇場合唱団
国立歌劇場管弦楽団
国民劇場オペラ・バレエ団
プラハ・フィルハーモニー児童合唱団

 

演出:マルティン・チチヴァク
美術:ハンス・ホファー
衣装:ジョルジュ・ヴァフィアス
振付:シルヴィア・ベラコヴァー
照明:ヤン・デルネル
合唱指導:アドルフ・メリハル
ドラマトゥルク:イトカ・スラヴィーコヴァー

プラハ国立歌劇場

実用情報

 

チケットの購入場所
オンラインでチケットを購入すると、印刷の必要がない電子チケットが発行され、入場時に端末で提示するだけで入場できます。可能な場合は、国立劇場のチケット売場で紙のチケットを受け取ることもでき、窓口で直接購入したチケットはすべて紙で発行されます。
国立劇場のチケットは最大6か月前から販売されます。
販売は毎月1日の午前9時から開始されますが、1月は祝日のため、前売りは2日から開始されます。

 

開場は公演の何分前ですか?
国立劇場、国立歌劇場、宮廷劇場は、公演開始の45分前に開場します(衛生対策強化中)。夜間のチケット窓口も同時に開きます。
新舞台のメインチケット窓口は、公演日には開演まで営業しています。新舞台の客席は、公演開始の30分前に開場します。

 

劇場にふさわしい服装
ドレスコードは特別なイベント時のみ必要です。来場者はその服装によって、劇場での祝祭的な機会を意識していることを示します。著しく汚れた服を着ている方や、他の来場者の安全を脅かす可能性のある行動をする方は入場できず、施設から退場させられる場合があります。

 

駐車場はどこですか?駐車料金はいくらですか?
国立歌劇場を訪れる際は、オペラ座の建物近くの左車線からウィルソノヴァ通りのランプを使い、Parking Centrumの地上駐車場へ行くことができます。駐車料金は1時間あたり60 CZKです。

 

現金以外の支払いのみ
お客様各位、駐車料金は、キャッシュレスカードまたはその他のバーチャル端末(時計や携帯電話)でのみお支払い可能です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

国立歌劇場のビュッフェ
待ち時間なし。利便性のため、列に並ぶ時間を最小限にするために、バーで事前に飲食物をご注文ください。

 

障害者のためのアクセス
国立劇場のすべての会場は障害者が利用可能で、客席には特別な座席が用意されています。ただし、各来場については事前に国立劇場の販売部に相談することをお勧めします。

 

アーティストのサインはもらえますか?花を渡せますか?
国立劇場はアーティストのサインや連絡先を提供していません。出演するアーティストへの花は、公演開始前に劇場スタッフを通じて渡すことができます。

 
 
プラハ国立歌劇場(チェコ語: Státní opera Praha)は、チェコ・プラハにある歌劇場である。
 

1883年、プラハのドイツ系住民がドイツ語の上演を求めて結成したドイツ劇場組合(Deutsche Theaterverein)により、1888年、歴史主義建築様式の劇場、新ドイツ劇場(Neues Deutsches Theater)が創立された。

 

初めの芸術監督ノイマン(Angelo Neumann)の後任にツェムリンスキーが、1925年から1929年の間には、後のウィリアム・スタインバーグ、ハンス=ヴィルヘルム・シュタインベルクが、後任としてジョージ・セル(音楽監督も兼任)もこの職に就き、それぞれがこの劇場で活躍した。歴代の楽長及び音楽監督には、グスタフ・マーラー、カール・ムック、レオ・ブレッヒ、オットー・クレンペラー、ジョージ・セルなど錚々たる顔ぶれが並ぶ。なお、建物としてではなく、当時の関係者の所属先として劇場を指す場合は、新が取れてドイツ劇場、プラハ・ドイツ劇場、または歌劇場と表記されるのが一般的である。

 

1938年9月25日、組合が撤退、この建物はチェコスロバキア国の所有となる。しかし1939年3月15日のドイツ軍のチェコスロバキアの占領、翌16日のヒトラーの布告によりプラハは保護領(ベーメン・メーレン保護領)となった。ドイツ・オペラハウス(Deutsches Opernhaus)と名付けられ、ナチ党の催しや国(ライヒ)の団体が客演した。

 

プラハ蜂起を記念した催しで演劇団体が上演-1945年5月5日『5月5日の劇場』。1947年から48年には劇場にオペラが戻る。1948年、『5月5日の大歌劇場』と名付けられ、この劇場は国民劇場の傘下となる。1949年に『スメタナ劇場』と改名し、1992年に現在の『プラハ国立歌劇場』となった。

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